星たちが奏でるホロスコープチャートには、
 
・生まれたときの天空配置図である「出生図」(ネイタルチャート)
 
・関心や目的における内面の変化をあらわす「進行図」(プログレスチャート)
 
・今現在天空を移動している実際の天体配置を見る「経過図」(トランジットチャート)
 
・天体が生まれたときと同じ度数に戻ってくる瞬間の経過図を読む「回帰図」(リターンチャート)
 
などがあります。
 
 
基本となるのは「出生図」。
生まれたとき、天空の惑星たちがどのような位置関係であったかを示す出生図に、進行、経過、回帰する天体がどのような座相を形成するかで、起きうる事象を予測したり、確認したりするのです。
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その中でもプログレス(進行)の月は、27.5年周期でホロスコープを一周しますから、土星と同様に、大きな節目としてその区切りを実感することが出来ます。
 
「月」はなじみやすい天体です。個々のホロスコープの中でも、日常や衣食住の傾向、パジャマに着替えた素の自分、心理的傾向、クセのような無意識の反応、外に向けて頑張る太陽とバランスするプライベートな側面を表します。
 
プログレスの月は、そうした自分の内的な部分である月が、内側からの成長力で、どのように変化していくかを読み解くカギとなります。
月は引力でもありますから、「欲しい」と本能的に思うものともリンクすると思います。
その人の心理面・内的変化や、育みたいテーマを見ることが出来ます。
 
 
先日5/31は、火星が地球に最接近する「スーパーマーズ」として話題に上がっていましたが、実は私のホロスコープ上においても、ちょっとしたイベントが同時に起きました。
 
先ほどご紹介したプログレスの月が、出生の月にピッタリ!の度数で重なる日でもあったのです。

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プログレスの月は、概ね一つのサイン、またはハウスを二年半ほどで移動します。だいたいですが、一ケ月で一度進みます。
 
 
今、私のプログレス月は乙女座2度に回帰したわけですから、約二か月少し前は、獅子座で8ハウスを運行していました。
 
8ハウスは「死と再生のハウス」。
 
何かと、誰かと、深くかかわることで、己の意思ではどうにもならない事象を経験したり、自分という枠をいったん壊して、まるで生まれ変わっていくような体験をしたり・・・。
 
 
文字通りこの2年半で、私の人生は見かけ上ではなく、内的に大きく変わりました。
実際に父や愛犬家族の死も経験しましたし、夫のガン闘病、母の心臓病発覚によって「死」を真剣に見つめるような体験もしました。また、ここでは書けないようなキツい事件もふりかかりました。
 
でっかい岩が次々と落ちてきて、その重みで沼の底に沈んで、もがいているような日々もありました。
 
獅子座の象意らしく「劇的な」イベント満載です。
 
 
そのときは、トランジットで私の出生の太陽に対する、天王星・冥王星のTスクエアもからんでいましたから、もう、ドッカンドッカン!これでもか的な規模で、手痛いライフイベントが凝縮してやってきたわけです。
 
それは、一人一人違う星の配置のなせるドラマなので、皆が皆同じような経験をするわけではありませんよっ!
 
 
でも、ようやく、次のテーマに移ってきたのかもな・・・って思う今日この頃です。
 
31日にちょうど回帰した進行の月は、ざっくりとですが、これから新しい28年のテーマを運んできてくれたはずです。
 
プログレスの月の影響は一ケ月ほどですから、単体で外側に起きることまで影響する、大きな変化をもたらす座相ではありません

何かの背景を背負って、変化を起こしてくれると思います。
 
それは、ホロスコープを読み込んでいく中で、物語として繋がっていきます。
 
 
占星術は本当に深い!!
 
 
単純に星の配置を見て、診断したり予測したり、様々に使えますが、コントロールされるのとは違います。

肉体を持ち精神と魂を宿し、人生をクリエイトしている私たち。
 
星のパワーを味方に付けて、時には恐れを好奇心に置き変えながら進みたい。
 
自分の物語を自分の手で書き上げていきたいですね♪
占星術コンサル敏子さん

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